グラウンドより大切な子供の心。

私の母校では雪が降ったら「今日は一日雪遊びだ!」と雪で遊ばせてくれる先生だった。
たとえ、これから電車に乗る生徒であっても、目の前に雪があってこのうずうずした気持ちを抑えさせること奈に、思いっきり遊ぶ日があった。
勉強が減ってしまったその一日がとても無駄になったとは思えない。
むしろその思いで、その記憶は私にとっては財産となった。
だから今でも、子供のわくわくした気持ちを尊重してあげたいと願う。

ある雪が積もった日。
休み時間に学校の校庭ではどのような遊びがされるのか見ていたことがあった。
案の定飛び出してきた子供たちがいた。
ところが、「グラウンドがぐちゃぐちゃになるので入らないでください。」と放送が流れた事があった。

・・・わかります。
「グラウンドがぐちゃぐちゃ」になりますよね。

でも、子育てって「簡単」に伝わる現場ではないですよね。
大人が楽だから、という気持ちでは良い教育はできないと感じます。

時に、子育ては面倒です。
でも、面倒な工程を踏めば踏むほど、その子は真のものをつかんでくれます。
これは、子育てをしていて実感します。

手を抜けば、とおりいっぺんの事が理解しても、本髄は伝わっていません。
親として反省することも多々あります。
子育ては「人」を育てる。
「手抜き」とは思わず、「感情や思い」がある人と
共に生きていく事です。
そう簡単に伝えられるわけがありません。

だから、「楽しい!」という感情も簡単に文字で伝えることはできないんです。
本当に子供たちが「本能で楽しむ!」という経験を感じることも大事だと感じます。

特に幼少~小学生くらいまでは「本能」を感じさせてあげたい時期です。
「学校のみんなで雪合戦」をする思い出
「放課後では一緒に遊ばないけど、クラスの友達に雪をぶつけあった思い出」
こんな思い出も、子供からしたら勉強くらい大事な、
いえ、それ以上に大事なその子にとっての貴重な経験で財産です。

 

「やる気がない子が多い」と聞きますが、
「わくわくする気持ちや本能」の経験が足りないのでは…と感じています。

バーチャルの世界で空想で過ぎていくこの世界でワクワクしてしまう。
それもいいですが、生身で感じる「ワクワク」を経験したことにはかなわないと思う。
だからそのワクワクは大事にしていかなくてはと思う。

「グランドがぐちゃぐちゃになる」なら、
みんなで整備する時間があってもいいのではないかな。
それもまた、「自己責任」を伝える絶好の教育の題材となるでしょう。
先生方も、地域や保護者などいろいろ考えることが大変多いと聞いています。
本当にありがとうございますと言いたいです。

だからこそ・・そんなサービスのような「きれいなグラウンド」にこだわる必要があるのかな~と。
子供たちにもどんどん手伝いをさせ、「感じる」心を育てていただけたら嬉しいな~と感じます。
こんな私はモンスターペアレンツと言われてしまうのでしょうか・・。

今日も残雪の中、公園ではたくさんの子供たちが
雪遊びをするでしょう。
きっと広場はぐちゃぐちゃですよね。笑

休み明けの遊具点検、ぐちゃぐちゃ具合がとても楽しみです!(*^_^*)

 


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