危険だから遊ばせませない?子供を本当に守る事とは?~遊具点検日記~
ご機嫌いかがですか?
遊具ママです!
遊具点検中よく見かけるのが
「基礎なしジャングルジム」
ジャングルジムがそのまま土に埋まっているだけの
私たちの「修繕部隊」では
「考えられない手抜き設置」という感想。
その時、管理されている保育園の主任の方にその件をお話しました。
すると思いもよらぬお答えが!!
「それなら今日からこのジャングルジムでは遊ばせません」
と主任の先生。
「え~っと・・・。
わたしはそういう意味でお伝えしていません。」
「だって、このジャングルジムがなくても、子供たちは体を動かせますよね。
園庭を走り回ったりできればいいのでしょう?」
う~ん。確かにそうかもしれませんが、何のために遊具があるのでしょうか?^^
先生がおっしゃる通り体を動かせる事はできます。
「ジャングルジムならではの子供の体への働きと効果」
があるからです。
体を動かすための遊具点検業ですから
ここは私も食い下がりません!
(以前「ジャングルジムと体」という日記も書きました♪)
まだ読んでいない方はこちら
→http://yuugumama.com/archives/948/
その設置されている遊具の現状を知るべき人
●管理する責任者
●実際に遊ばせる保育の先生
●親御さま(遊ばせる大人)
ではないでしょうか?
管理者は事故が起きないようにするため。
「知りませんでした!」では済まされないためです。
そして遊ばせる側の保育の先生・お母さんたちが知る意味は
「安全に遊ばせるため」です。
決して遊ぶことをやめさせるためではないのです。
ところがその「現状」を知ったとたんに
「それでは遊ばせません」という選択をされてしまう事は
何とも悲しい現状です。
「昨年もまったく点検業の人からそんな話を聞いていませんでした。
私たちに伝えて下さらないなんて・・。」
と嘆く先生。
万が一の事が起きても安全な遊具を追及するのが「遊具点検」と考えます。
それを保育の先生にもその事実を「共有」する義務があるのです。
ジャングルジムの基礎なしについては珍しいケースではないのですが、
多くの先生は「知りませんでした・・」と青ざめてその基礎無しの現状を目の当たりにします。
「危険だから撤去」
「危険だから遊ばせない」
↓
「危険個所を修繕して安全な遊具にメンテナンスする」
「危険個所を理解して、子供を遊ばせる」
私たちは子供をサポートする保育園・幼稚園の先生とその子供たちの
サポート役でもあると思っています!
危ないから「遊ばせない」は
本当に子供の体を「守る」とは言えない。
「遊具を使ったいろいろな動作が頭や体を育てる」
結局この保育園の先生にも一歩も譲ることなく説得しました。
最終的には
「わかりました。そのことを頭に入れて子供たちは今まで通り遊ばせます。
いろいろ細かいことまで教えていただきありがとうございました。」と
ご理解いただきました。
こんな点検業者他にはいないでしょうね~。(笑)
理解していただいた先生には、感謝です♪
明日も多くの園児さんが、あのジャングルジムによじ登り
体も脳もしっかり使ってくれている事でしょう♪